2011-02-26


一生にたった一つしか書けぬたぐいの小説は、
すべて言いようのない深いかなしみで僕らのこころの底を打つ。
そして、そのような小説を書かずにいられなかった作家を
何ゆえかたいへん不幸な人間だと思わすのである。

「マルテの手記」

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